HONDA CBR650R 燃料タンクの脱着 Vol.2 |
次は燃料タンクの下を覗いて2本のゴムホースを外します。 |
素手で外すと結構硬いので ここは大きめの内張外しを使いテコの原理で外すと簡単です。 |
こっち側のホースにはバンドが付いているので ラジオペンジを使ってバンドを下にずらしてから外します。 ここの2本のホースを外す事で 燃料タンクを最大の角度まで起こす事が出来るので もうこの時点で燃料タンクを外さなくても大概の作業が可能です。 |
いよいよ次は燃料ホースを外すので 予め下にはキッチンペーパー等の ガソリンを吸収する物を敷いておきます。 |
ホースを固定しているリテーナーの外し方は 緑色の部分の両端の出っ張りを摘んで下ろす事でロックが外れます。 ロックが掛かっていても首振りは出来るので やりやすい角度で作業します。 |
この状態がロックが外れた状態なので 引っ張るだけで簡単にホースが抜けますよ。 再びロックする場合は下から緑の部分を上に押し込むだけです。 取付する場合は、必ずしっかりホースの奥まで押し込んでから ロックを掛けないと中途半端な差し込み方では エンジンを掛けた時に燃料がジャジャ漏れ状態になりますよ。 |
燃料ホースが外れた途端に燃料タンク側のホースの中に 残っているガソリンがある程度出てくるので受け止めます。 |
リテーナー側の燃料ホースの中にもガソリンが貯まっているので 逆さにして出しておいて 知らない間にガソリンが垂れていたという事には 絶対にならないようにしておきます。 ガソリンは塗装を痛めるので 特に塗装面には触れさせないようにします。 |
後は赤矢印のリピートタイを先に外し 黄矢印の燃料タンクと接続されている配線のソケットを外します。 これで燃料タンクには何も接続されていない状態になります。 |
次はヒンジ部分のナットを外します。 供回りする可能性があるので 左側のボルトの頭を押さえながら外します。 |
ナットが外れたら最後に左側からシャフトを抜きます。 これで車体と燃料タンクが完全に分離します。 シャフトを外す時は燃料タンクの後ろ側を少しだけ手で支えて 浮かし気味にすると簡単に抜けますよ。 シャフトを抜くと燃料タンクが不安定な状態になるので 必ず燃料タンクの前側を手で支えている状態でシャフトを抜き 地面にタンクを置きます。 |
地面に燃料タンクを置くときは必ず敷物を敷いて 傷が付かないようにしておきます。 これで燃料タンクの取り外し作業は完了です。 |
CBR650Rの燃料タンクを取り外すとこんな感じになっています。 ECUを触るときやリアサスペンションを交換する時には 燃料タンクを外した方が良さそうですね。 |
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