HONDA CBR650R エンジンオイル・フィルター交換 Vol.2 |
という事でオイルフィルター交換の作業を始めます。 65ミリのオイルレンチを使ってオイルフィルターを緩めていきます。 色んなタイプのオイルレンチがありますが CBR650Rの場合は上にフィルターが付いているので ラチェットハンドルにエクステンションバーを付けて 作業するのがベストではないでしょうか。 |
少し回していくとオイルが垂れてくるので オイルの勢いが無くなるまで放置します。 回して逃げるを繰り返すと 工具にオイルを触れさせずに作業が出来ますし 手で回せる状態なら手の方が確実ですね。 |
オイルフィルターからオイルが漏れてこなくなったら 最後まで回して外しオイルフィルターの中に貯まっている オイルをしっかり抜いておきます。 |
とりあえず外したオイルフィルターは廃油ボックスに 逆さにして放置しておきます。 |
思ったよりも周辺にオイルが流れているので キッチンペーパーやウエス等で拭いて清掃します。 特にオイルフィルターが取りつけてあった 丸い円の部分は綺麗にしておきます。 パーツクリーナー(ブレーキクリーナー)を吹いても良いのですが ゴム類に攻撃性のあるものがほとんどなので 使うにしてもウエス等に染み込ませてから拭いた方が良いですね。 |
新しいオイルフィルターを用意してパッキン部分を確認します。 予めオイルがパッキンに塗られている物もありますが デイトナのオイルフィルターは乾いているタイプですね。 |
パッキン部分が乾いていたら廃油に軽く付けます。 |
オイルがポタポタ垂れるまで付けてしまうと 車体に取りつけた後に オイルが漏れているのかどうか分からなくなるので こんな感じでパッキンをオイルでうっすらコーティングしておきます。 |
とりあえず手で回せるところまで回します。 |
仕上げにオイルレンチで3/4回転程度締めます。 ゆっくりまわしていくと3/4回転あたりで オイルフィルターのパッキンが完全に潰れて 手応えが重くなるので手の感触で分かると思います。 |
フィラーキャップを外してオイルを注ぎます。 |
オイル交換のみだと2.3L注ぎ込みます。 オイルフィルターを交換する場合は2.6L注ぎます。 慣れるとこんな感じで手抜きしていますが 確実にオイルを垂らしたくない場合はじょうごを使って下さい。 手抜きをするコツは オイル缶を傾けすぎると気泡でオイルが波打ってしまうので 写真の感じのように空気を取り入れるスペースを確保しながら オイルを流し込む感じです。 |
計量カップを使って量ってオイルを入れた場合は必要ないのですが 適当にオイルを注いだ場合は フィラーキャップのレベルゲージでオイルの量を確認します。 確認の仕方は一端エンジンを掛けて 近所迷惑にならない程度に5秒ほどアイドリングさせて エンジン全体にオイルを行き渡らせます。 それからエンジンを止めてオイルがある程度 下に落ちるまで数分待ちます。 それからフィラーキャップを外して レベルゲージに付着したオイルを拭き取り フィラーキャップをねじ込まずに刺した状態にしてから ゆっくりと車体を真っ直ぐに起こした状態にして フィラーキャップのレベルゲージを確認します。 レベルゲージさえ抜けばサンドスタンドで自立するまで 寝かして良いので立っている状態を維持させる必要はありません。 エンジンオイルが足りないと少し足して 2回目からはエンジンを掛けるのを飛ばして レベルゲージを確認できます。 写真のようにレベルゲージの末端と真ん中にある 出っ張りの間にオイルがあれば問題ありません。 |
最後にオイル受け皿から 廃油ボックスにオイルを移したら作業終了です。
正直、4輪の自動車では適当なオイルを入れるのですが バイクではミッションオイルも兼用しているので エンジンの回転フィーリングだけでなく シフトチェンジする時のフィーリングも変わるので 高性能な100%合成油を使っています。 特に100%合成油の恩恵を受けるのは冬の寒い時期で 鉱物油や部分合成油と比べると エンジン始動時の冷えたエンジンオイルの状態でも 良いフィーリングで走れるというか 高温時とのフィーリングの差が少ないです。 なので年中通勤でバイクを使うような状況では特にお勧めです。 ちなみにアマゾンでオイルを買う場合は 価格の変動によってたまに最強スペックのG4オイルが G3よりも安くなる時があるので注意して選んで下さい。 ちなみにG3とG4は100%合成油です。 |
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