GR COPEN Ignite VSD alpha CI と 16Vの取付 Vol.1 |
今回はGRコペンのバッテリーをサポートする アイテムを取り付けてスパークプラグの点火力を強化します。 性能の低いバッテリーやバイクの小型バッテリーを使うと プラグの点火力が落ちて失火が増える事で 特に低回転域でのトルクが失われるので 改善したいと思います。 という事で今回用意したアイテムは T.M. WorksのIgnite VSD alpha CIで コンデンサによってバッテリーの電気を一次的に貯める事で 放電時の電圧降下を防ぎ電圧を安定化させます。 |
今回はさらに点火力自体を強化する為に IGコイルに供給する電圧を 12Vから16Vに上げるアイテムを装着します。 今回取り付けたのは同じT.M. Worksの Ignite VSD alpha 16Vです。 |
Ignite VSD alpha CIとalpha 16Vは汎用品なので 車種別に用意された LA400コペン専用ハーネス(VH1013)も用意します。 ちなみに・・このハーネスとalpha CIやalpha 16Vが セット売りされているパターンもありますよ。 注意点としては・・同じLA400でもスパークプラグの イオン電流検出機能があるコペンには装着出来ませんが GRコペンには問題なく装着出来ますよ。 内容的には写真左側が スパークプラグに刺してある IGコイルのコネクターに割り込ませるコネクターで 右側がバッテリーのプラス(ヒューズ)と マイナスのボディアースを接続する端子と Ignite VSD alpha CIや16Vと接続するコネクターになっています。 |
alpha CIにはこんな感じで alpha 16Vを同時装着する為のコネクターが用意されているので alpha 16Vを使わない場合は 付属のコネクターを差し込んでフタをしておきますが・・ |
これは車種にもよりますが GRコペンの場合は付属のコネクターだと エンジンが切れなくなったので 別売りのキャンセラー(VH1029)を差し込みます。 もちろんalpha 16Vを接続(併用)する場合は キャンセラーは必要ありません。 |
専用ハーネスのヒューズからプラス電源を取る部分ですが 取説によると基本的にはヒューズボックスのヒューズから プラスの電源を取るように書いてあります。 ちなみにalpha CIのみを接続する場合は プラスの接続は必要無いので 手前にある平形端子の所から外して ビニルテープを巻いて絶縁しておきます。 alpha 16Vを単品で接続する時や alpha CIとalpha 16Vを併用する時だけプラスの電源を必要とします。 |
しかし、ヒューズから横向きにケーブルが伸びているタイプなので 実はGRコペンには取付が出来ません。 |
という事でまずは部屋で内職をして プラスの電源を取るためのケーブルを制作します。 用意するアイテムは・・ 写真のはケーブルが太い30A用ですが 15A用だとケーブルが少し細くなっています。 車体の15Aのヒューズを外して取り付けるので 15Aので良いと思います。 これはコペン専用ハーネス(VH1013)に接続する為に使います。 これはヒューズではなくバッテリーのプラスから ダイレクトに電源を取りたい場合にだけ使います。 おそらく常時電源のヒューズから電源を取るのは プラス側にある電流計に配慮しての事だと思いますが そもそもGRコペンにはマイナス側にしか 電流計が無いのでヒューズを介さなくても問題ないと思います。 |
まずは電工ペンチのワイヤーストリッパー部分を使って 両側の被覆を4mm程度剥いて 銅線を出してから捻って束ねます。 |
先に端子に付属のスリーブをケーブルに通してから 電工ペンチを使って銅線部分と被覆部分の2ヵ所を圧着します。 同じようにもう片方のケーブルにも 先に大きめ(メス用)のスリーブを通してから 250型平型端子のメスを圧着します。 |
するとこんな感じに仕上がります。 クワガタ端子をバッテリーのプラスに繋いで 平形端子を専用ハーネスに繋げます。 |
意地でも取説通りにヒューズからプラス電源を取りたい場合は コペンのヒューズボックスは 上向きにケーブルが伸びているタイプしか使えないので ミニ平形15Aのヒューズ取り出し電源を用意します。 |
先ほどクワガタ端子を取り付けた所を 250型の平形端子に替えて 同じようにヒューズ電源側にも平形端子を取り付けると ヒューズから電源を取れる仕様に変わります。 |