Rebel 1100 DCT スクリーンバイザーの制作 Vol.2 |
これでスクリーンはほとんど完成の状態になりますが 薄い樹脂板で型紙として作った場合は 2ミリ厚の樹脂板の上にこの型紙を置いて マジックを使い穴の位置と外枠を型取りしたら 後は万能ハサミで外枠をカットし 穴あけ錐で印の所に穴を開ければ 何枚でもスクリーンを複製できるようになるので 大量生産が可能です。 |
それではスクリーン製作の最後の仕上げです。 樹脂板に貼られている薄いフィルムを剥がしてから スクリーンを車体に固定したら ドライヤーかヒートガンを使って ボルトで固定してある周辺全体を暖めると 少し曲げて取り付けしてある形状が スクリーンに固定されます。 これは別にやってもやらなくても良いのですが 熱が入った方がより強度が出ます。 くれぐれも暖めすぎないように注意します。 暖めすぎるとフニャフニャなって波をうった形状になりますよ。 変な形状になっても一端冷やしてから また全体を暖め直す事である程度は元に戻りますけどね・・ |
あと、熱を入れて少し柔らかくなった所で スクリーンを曲げると冷えた時に形状が記憶されるので デイトナのスクリーンのように 先端部分に角度を付けることも出来ます。 手で曲げるとそもそも熱いですし曲線になってしまうので 写真のように硬くて平たい物で挟むと綺麗に形状がつきます。 ちなみに軍手を使って手で曲げると 軍手の繊維の形がスクリーンに付きますよ。 |
という事でこんな感じに仕上がりました。 ほんとど元の樹脂板からカットしていないほぼフルサイズですが これで走行実験を行った結果 時速140Km/hあたりで後ろに曲がったので このサイズはさすがに大きすぎました。 大きさを修正する為にマットのマス目を使って さらに角を丸くする形状に点を打ち 万能ハサミでカットしました。 |
最終的にはこんな形状になりました。 やはり形状的には先細りにした方が 風圧に強いスクリーンになりますし より自作感も無くなりますね。 このサイズだと時速170Km/hでも全く問題がなかったので 大きさの目安にしてください。 |
自作スクリーンの重量は246gでした。 ちなみにデイトナのスクリーンは108gだったので 単純に約2.5倍のサイズになりました。 |
デイトナのスクリーンとの比較。 |
自作スクリーンを車体に取り付けるとこんな感じになりました。 この高さだとヘルメットの上の方にしか 風圧が掛からなくなったので 風圧に対してはほぼストレスフリーになりました。 これぞまさにツアラーの快適さだと思います。 ちなみに空気抵抗が少し軽減されるので 最高速度は2Km/hほどアップしました。 スクリーンの脱着には3分も掛からないので 夏場はデイトナの短いスクリーンを付けて 冬場には自作の大きなスクリーンを付けるという 使い分けも気軽に出来ますよ。 |
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