次はリアショックを分解するので

バイク用のスプリングコンプレッサーを使います。

ちなみに自動車用のスプリングコンプレッサーでも

試してみましたがフック部分が大きすぎる事と

スプリングが短すぎて引っ掛ける所がありませんでした。

スプリングコンプレッサーにリアショックをセットして

ネジを回してスプリングを縮めます。

コツとしては必ずショックは真っ直ぐになるように

スプリングを縮めます。

ショックが横方向に向いてしまうと

スプリングコンプレッサーのアームが曲がりますよ。

ベルトのタイプは滑らないように

二重に通しておくと確実です。

スプリングを縮めていくと

シルバーのリングが見えてくるので

適当な工具で隙間を広げつつ・・

浮いたリングに適当な工具を滑り込ませて

溝から出して外します。

リングがここまで外せたら

スプリングコンプレッサーを外します。

後は順番にパーツを外していくと

リアショックがバラバラになります。

パーツは順番通りに並べて

組むときに間違えないようにしておきます。

ショックの先端部分を外すので

赤矢印のロックナット（19ミリ）を抑えつつ

黄矢印の所を工具で緩めます。

末端部分の大きさは27ミリ以上だったので

大きなモンキーで外しました。

ショックの先端をローダウンキットのパーツに入れ替えます。

取説ではネジの緩み止めを塗っておけと書いてありました。

ロックナットは動いている可能性があるので

しっかり端まで移動させておきます。

ローダウンキットのパーツを回して

ロックナットの所まで回せたら最後に工具で

ロックナットを抑えつつ締め込みます。

リアショックを組み立てます。

リアショックを組み立てる時のポイントは

ここの出っ張りをへこんでいる部分に固定する事と

ショックの末端にあるネジ穴の向きを上下で合わせておきます。

というのもスプリングの圧が掛かると

硬くなって回しにくくなるからです。

ショックが組めたらもう一度スプリングコンプレッサーを使って

スプリングを縮めてからリングを固定し直します。

リアショックを車体に戻して

上下のボルトナットを仮止め出来たらジャッキを下ろします。

それから車体に跨がりながら

リアショックのボルトナットを本締めします。

締め付けトルクは上下とも44N･mです。

ちなみにフレームに体重を乗せながら締め込む事で

1G締め付けが出来ますよ。

これでローダウンキットの取付は完了なので

燃料タンクカバーやシートを元に戻します。