HONDA CBR650R リアタイヤの交換 Vol.4 |
最後の仕上げにホイールバランサーを使って ホイールのバランス取りを行います。 |
先にホイールに付いているウェイトを外します。 ステッカー剥がしの液を付けて傷が付かないようにしてから 付属の樹脂のヘラを使うと簡単に外れますよ。 あと、このように本来重いはずのエアバルブの所に ウェイトが沢山貼ってあったら タイヤの軽点をエアバルブの180度反対に組むことで バランスが取れる事があります。 |
ホイールバランサーのシャフトをホイールに取りつけます。 ここが一番重要な作業で シャフトがホイールと必ず一緒に回るように ホイールにしっかり固定器具を押し付けて固定します。 シャフトが回らずにホイールだけが回る状況になった場合 バランサーのベアリングが機能しなくなるので 正しくバランス取りが出来なくなりますよ。 |
ホイールバランサーにタイヤを乗せました。 |
5g単位のバランスウェイトを用意します。 |
2~3回ゆっくりホイールを回して止まった所の頂点に マジックで点を書いたり適当なテープを貼って印をしておきます。 たぶん何回やっても同じ所が頂点に来ると思います。 そこにシリコンオフを吹いて拭き取ってから 10gのバランスウェイトをテープを使って仮止めします。 希に何回回してもホイールが止まる位置がばらける場合がありますが その場合はウェイトを使わなくても 既にバランス取りが完了しているので作業終了です。 |
先ほど貼った10gのウェイトを9時、あるいは写真のように 3時の位置に持っていき手を放します。 ウェイトが下に移動したらウェイトを10gから5gに貼り変えて軽くし この作業を繰り返します。 ウェイトが上に移動したら同じ場所にウェイトを5g増やし この作業を繰り返します。 上に上がるスピードが速い場合は10g増やしても良いですね。 いずれは9時、3時の所に合わせても ほとんどホイールが動かなくなれば バランス取りの完了です。 |
ウェイトの裏に付いた両面テープを使って ウェイトを固定し直します。 10gでバランス取りが出来た場合は このように5gずつホイールの左右にウェイトを分散させます。 ウェイトを貼る時は必ずシリコンオフを使って清掃しておきます。 |
元々黒いウェイトも売っていますが少し高価なので このように普通のウェイトを マジックで黒く塗っても目立たなくなりますよ。 これで後はホイールを車体に取りつければ作業完了です。 |
夏場は特に気にすることはありませんが 路面温度の低い冬の時期だと慎重に皮むきを行った方が良いですね。 α14は同社のα13SPのような ほぼほぼサーキット専用のタイヤと比べて タイヤの温度管理は雑でもグリップしてくれますが それでも冬の時期は あまり無理をしない方が良いですね。 ぶっちゃけ、マフラーやサスペンションをチューングするよりも ハイグリップタイヤを装着するだけで 一気にレーシングスペックに変貌するので コーナーリングでもよく曲がるようになりますし より深いバンク角まで持って行けます。 当然ですが純正タイヤよりもよく止まるので 普通に流して走ったとしてもより安全に走る事が出来ます。 2本のタイヤで走るバイクにとってはタイヤへの依存度が 4輪の自動車よりも圧倒的に高いので タイヤ交換が何より手っ取り早く 効率の良いチューニングだと思います。 |